WWOOF体験談 〜ファームステイで半自給自足生活〜 in ニュージーランド

どうも!あかっぷるです!!

今日は以前も少し触れましたが、ニュージーランドで初めてのファームステイをした時のことをお話ししようと思います!

 

では早速。

初めてのファームステイでお邪魔したのは、Avonstour Rare Breeds Heritage Farmという牧場。

ウーフで探していたところ何やらたくさん動物がいて楽しそうだな〜と思い、決定。

場所は北島のラストサムライの富士山としても舞台になったタラナキ山の近く。

 

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近くまでバスで向かい、そこへホストがお迎えに来てくれることに。

ちょうどドイツ人の女の子も一緒に到着したので3人で牧場へ向かう。

 

到着するや否や、ドイツ人の男の子が慣れた様子で牧場内を案内。

この時、私はヨーロピアンの英語についていくことができず・・・

ドイツ人2人で会話している中にあまり入っていけずにいた。

 

国によって英語の訛りとか癖とかが違って、アジア人一人は正直この頃の私には辛かった。。

 

でもフランス人と一緒に搾乳したりしながら、少しづつ英語に慣れ・・・

 

▼この時の搾乳が牛との初めての触れ合いでした

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徐々に楽しく( ´ ▽ ` )

 

ここでのお仕事は、毎日の搾乳(手絞り1頭自家用)動物たちへの餌やりお掃除動物たちの点呼確認体調チェック

 

雑草むしりや、その日食べる野菜や果物の収穫、毎朝のパンづくり。

必要に応じて動物たちのパドック移動など。

 

獲れない野菜やお米、小麦粉などはマーケットで購入するが、既製品を買ってくることはほぼゼロ。

 

日本で生活していたら、牛乳は買ってくるし、チーズだって買ってくる、パンも買うし、野菜も果物も買う。

ところがここでは、牛乳は朝の搾りたて、チーズも朝絞った牛乳で作りたて、パンだって2日に1回は焼きたて、野菜と果物は獲れたて

 

半自給自足の生活。

 

ちなみに電子レンジすらない生活だ。(日本に帰国後一人暮らしを始める際に、炊飯器も電子レンジもいらないんではないかと思ったが、日本の生活に慣れてしまい購入した)

 

お肉に至っても例外ではなく、私がいた2週間のうちに1日は鶏や鴨の屠殺(私は見学のみだったが、男の子は自らやっていた)、1日は羊の屠殺(屠殺は男の子がやっていて、私は見ることはできなかったけど後日枝肉をさばいた)をして、その日の夕食に出てきたのだ。

 

つい数時間前まで生きていた動物たち。

自分たちで育てた動物たちのお肉。

その日の夕食はみんな神妙な顔をしていたのが記憶に残っている。

 

後日「いただきます」という言葉を覚えてくれて、それから毎日一緒に言ってくれるようになった。

 

ちなみに私と一緒に到着したドイツ人はベジタリアン

なぜベジタリアンがこの牧場にきたのかが当時は謎だったが、今考えると色々と向き合って考えたかったのかもしれないと思う。

 

彼女がベジタリアンになった理由は、「自国の家畜動物たちの飼い方を知って可愛そうだと感じた。そうやって動物たちを飼って商売をしている人たちにお肉を買うことで支援したくないからだ。」と言っていた。

 

彼女はお肉を食べる人を否定するわけでもなく、私がベジタリアンになった理由を聞いても嫌な顔一つせずに、ただただ自分の考え方を述べてくれた。

当時の私は日本でベジタリアンに出会ったことはほぼなく、年下の彼女(確か当時高卒)がそこまで色々と考えて、自分でそういう生き方を決めたことに驚愕した。

 

私はなんて無知で、何も考えずに生きてきたんだろう。

 

ここでのファームステイをしてから私の「食」への意識は格段と変わった。

初めてのファームステイがここで本当に良かったと思うし、たまたま私が滞在した時にこんなにも多くのウーファーがいて幸運だったと思う。

WWOOF 家畜写真家 ニュージーランド

 

ヨーロピアンと話しているのはすごく勉強になる。

普通の友人同士の話で政治の話がしょっちゅう出るし、学生であっても自分の考え方をしっかりと持っている印象だ。

自国や世界の歴史にも詳しく、そういうのにすごく疎い私は恥ずかしくなった。

 

とにかく、ここでのファームステイは私を大きく変えた。

「食」という面でも、人間という面でも。

 

何より、ここで撮影した写真たちが好評で色んな人に褒めてもらった。

いつも作品として使わせてもらっている。

 

出会った仲間たちは、今だに私が新聞に載ったのをSNSで見ると連絡をくれたり、地震があった時は大丈夫かと連絡をくれる。

2週間も一緒にいなかったのに同じ時を過ごすだけで、お互いに何かあると心配になったり、また会いたいなと感じたり、ヨーロッパに行く時は連絡するねと言ったり。

テロこそあったけどニュージーランドが平和なのは、世界中の人を受け入れているからだと思う。

 

ニュージーランドに行くと、多くの国の人と出会うことができる。

アメリカ、カナダ、オーストラリア、中国、韓国、ベトナム、シンガポール、マレーシア、タイ、フランス、イギリス、ドイツ、ブラジル、チリ、ノルウェー、チェコ、スイス、インド、ラトビア、ペルー、ロシア、サウジアラビア、ウクライナ

 

覚えているだけでもこれだけの国の人たちと出会った。

ニュージーランドに行くまでの夢は世界一周だったが、1カ国でこんなに多くの国の人と出会えたので、そこまで執着心がなくなった。

 

私は多くの国に足を運び、交流を深めることで、世界平和に繋がると信じている。

 

少し話がずれたが、Avonstour Rare Breeds Heritage Farmに興味を持った人もいるかと思う。

ニュージーランド古来の品種を守っている牧場なので、たくさんの動物種を見ることができるし、当時は本当に色々と経験させてくれた。

とてもおすすめできる場所だったので、ニュージーランドで長い時間を共にしたマレーシア人たちにも紹介をし、彼女たちもまた有意義なファームステイをしていた。

 

ただ先日マレーシアの友人から連絡があり、驚きのニュースが入ってきた。

詳しい内容は伏せるが、今はウーファーの募集はしていないかもしれない。

 

▼HPに私の作品を使ってくれているので是非覗いてほしい

関連サイト:Avonstour Island – Avonstour Rare Breeds Heritage Farm

 

===

今年の11月に、またニュージーランドに行くことができる。

今一度、シンプルな生活を見直してきたい。

ただ、ウーフができないのが非常に残念だ。

お金を払ってでもウーフがしたい。。

 

もしこれを読んで日本でのファームステイに興味を持った方がいれば、気軽に連絡をしてほしい。

私が日本でのいくつかのファームステイを紹介する。

そして、逆に日本でこんなファームステイしたよ、ここよかったよという意見があれば是非教えてほしい。

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