精肉店さんの牛旅

どうも。あかっぷるです。

この度、インスタから三重県の田中精肉店さん三代目修行中のえりこさんよりご連絡をいただき、お話させていただく機会がありました〜!
現在、牛にまつわる旅をしているとのことで、昨年「日本一周農家旅」をしていた私にとってはすごく親近感!

精肉店さんの牛旅 in 北海道をご紹介します〜!

 

田中精肉店さんとえりこさん

田中精肉店さんは、“松阪牛のふるさと”である三重県の中勢部を流れる雲出川と宮川に挟まれた津市一志町という場所にあります。
代々、えりこさんのおじいちゃんからお父さんへと受け継がれ、現在60年以上も続いている「松阪牛」と「黒毛和牛」の専門店なのです。
昔は一頭買いをして枝肉を捌いていたようですが、現在は部位毎に買うことが多いそう。

そんな先代が気づきあげてくれた精肉店を継ぐべく、3代目修行中のえりこさんは今後の方向性を考える旅へと出ている真っ最中と言ったところでしょうか。

 

全国各地を1ヶ月半飛び回っておられるそう。すごい行動力!!

田中精肉店は今後どうあるべきか、どう生き残っていくのかを真剣に考えておられました。

同年代の女性で牛トークを同じ熱意でできる方にお会いできるなんて、私はとっても嬉しい〜!
この後は北海道から仙台へフェリーで向かうそうですよ〜!

 

いただきますへの共感

きっかけはインスタからのメッセージ。「いただきます」という言葉を大切にしていきたいと共感してくださり、ご連絡をいただきました。

写真展などの時にお会いできたらいいですね〜!なんてお話をしたところ、6〜7月に“お肉屋さんや農家さんなど牛に関する人たちに会いに行く全国行脚”をされるとのことで、今回北海道までお越しいただきました〜!

見た目と職業のギャップに戸惑いながらも(笑)夜ご飯をご一緒させていただき、せっかくなので私の写真を飾っていただいている燦燦さんへ行って参りました!
勝手な私のお肉屋さんのイメージが崩れた、、!笑 (えりこさんはお肉博士1級でもあります。)

北海道はどちらを回るのですか〜?とお聞きしたところ、私に会いに来てくれたんだとかっ!!!

そ、そんなーーー!!!!有難やーーーー!!!!

精肉店さんにも色々な考え方があるとは思うのですが、えりこさんは「自分の仕事は命を扱っている。農家さんが大切に育ててくれた牛さんを美味しくお届けしたい。という気持ちを強く持っておりました。

近年、抜骨を専門業者に委託する精肉店さんが増えている中、できれば枝肉仕入れを復活させたいと話すえりこさんをみて、私はこんな精肉店さんに農家さんはおろしたいんじゃないのかなぁと勝手ながら思いました。
時代が大規模化や効率化になる中で、“想い”を大切にされている方だなという印象です。

個人的には、精肉店さんがお肉のことだけでなく農家さんや牛さんに歩み寄っている姿勢がとても素敵だなと。
昔と今の良いところをとって、田中精肉店の色を出していってほしいなぁ〜と思います。

えりこさんはオーストラリアのワーホリ経験者。私はニュージーランドでワーホリをしていたので、すごく通じるところがあります。
性格的にも感覚派の2人で、お互いに言葉にするのは下手だけどなぜか通じ合いました。笑

これが、意気投合ってやつか!!

同年代の女性の三代目、応援しない理由がない!!!!

 

松阪牛って黒毛和牛と何が違うの?

一般的に「松阪牛」や「神戸牛」など誰もが耳にしたことがある有名な和牛。
なんとなーく松阪牛は三重県、神戸牛は兵庫県の名物的な感じっているのはご存知かと思いますが、一体何が違うの!?って疑問に感じたことはありませんか?

では松阪牛(まつさかぎゅう○、まつざかぎゅう△)がどんなお肉なのかを解説したいと思います!

 

・場所の規定

実は三重県のどこでも良い訳ではないんです。
三重県の中でも松阪牛と名乗れるエリアが決まっていて、そこの牛さんだけが初めて松阪牛と名乗ることができます。

ただ、生まれも育ちも三重県の規定エリアというわけではありません。
たとえ生まれはどこでも、肥育期間に規定エリアで育てられ、最終出荷をその場所から出すことができれば第一条件はクリアです。
また、さらなる条件としてそのエリアにいた期間が、牛さんの一生の中で1番長くなくてはいけません。

まぁ生まれも育ちもどこでもいいけど、最後は絶対に三重県の規定エリアに最長で住んでくださいね〜!ということです。

 

・牛さんの規定

私たちが普段食べている牛さんは、雄の去勢(おかまちゃん)が圧倒的に多いです。
人間でもそうですが、雄の方が大きく育つので1頭から取れるお肉は多くなりますよね。

しかし、松阪牛と呼ばれるものは全てが雌の未経産(出産を経験していない牛さん)なんです
雌と雄(去勢)ではお肉の触り心地が違うんだそうですよ。
これは他の有名和牛との決定的な違いかもしれません。

品種は黒毛和牛で、ランクはC1〜A5(アルファベットが歩留まり、数字が肉質)となります。

 

イメージでいうと「黒毛和牛」が大きな括りで、その中で「松阪牛」や「神戸牛」などのブランドが分かれているという感じでしょうか。

たぶん!
私の理解が間違っていなければ、そのはずです!!!
詳しくはお肉博士に聞いてくださいっ。笑

 

結局のところ、黒毛和牛であることには変わりはありません。

ただ、その地域の気候や水の違いが味にも反映されると言われています。起源が但馬牛なので、血統も関わってくるのでしょうか。
多分そのほかにも色々違いはあるのだと思うのですが、規定としてはこんなところです。

私としては、普通の和牛と違って主にどこの地域で育ったかがはっきりとしているため、地域の和牛を消費することでその地域を応援する!とか、その土地の名物として食べる!とか、特別な日に有名な和牛を食べる!とか、そんなイメージで消費するのかなぁ?という感じです。

食通の方にはきっと微妙な差もわかるのでしょうが、私のような素人にはどのお肉を食べても美味しいというのが正直なところですっ。笑

あとは、もう好みですねっ。
食べてみて、あなたが美味しいと思えばそれが美味しいのです!!!

もっと規定が厳しい「特産松阪牛」というものあるようですよ!

 

是非、自分の舌で確かめてみてくださいね〜!!

 

終わりに

えりこさんはこの後、フェリーで仙台に向かう予定です。
素敵な旅になることを心よりお祈り申し上げます。

この牛旅が今後の田中精肉店さんにどう反映されていくのか。とっても楽しみですっ!!
果たして私はお役に立てたのか若干不安ではありますが、私の想いと経験談はお話できたのかなぁと思います。

遠距離なのが、寂しいっ!!近くにいれば、またすぐに会えるのにー!!(恋愛かっ!)

この機械に、私も松阪牛食べてみよっかなぁ〜!!
皆様も松阪牛を食べてみよっかなぁ〜という方は是非とも田中精肉店さんへっ!!

えり子さん、ありがとうございました〜!

 

▼田中精肉店さんのお肉を食べてみたーい!という方はこちら。

関連サイト:松阪牛・黒毛和牛専門店|田中精肉店です

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