2つの記事を1つにまとめました。


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【閲覧注意】

私、鶏の屠殺体験をして参りました。

 

こんばんは。

家畜写真家あかっぷるのあかりです。

今回は大野村農園さんで大人の食育体験をしてきた様子を綴りたいと思います。

 

その前に、もしかすると私のことを知らずにこの記事を読む方がいらっしゃるかもしれないので、

少しだけ私自身のことをお話しさせていただいてから、大野村農園さんの体験へとうつりたいと思います。

 

私は「家畜写真家」として主に牛、豚、鶏などの家畜動物たちの写真を撮影しております。

どうして、「家畜」なのか。

 

それは、ニュージーランドでのファームステイ経験が大きく影響しています。

詳しくはこちら

 

私が酪農家さんでファームステイをしていた頃、放牧場で1頭の子牛が生まれているのを朝方発見しました。

恐らく夜中、気温も低く雨の中で生まれており、その子は明らかに弱っていました。

 

ニュージーランドでは、その動物がもう助からないとオーナーによって判断された時、できるだけ早く天国へ送ってあげなければなりません。

動物福祉の考え方で、苦しんでいる時間を短くするためだと言います。

 

これにより、子牛はオーナーによって銃殺されることになりました。

発見からその判断までわずか5分ほど。

 

私はそれを聞いた瞬間、涙が止まらず、生かしておくことはできないのか?と何度もオーナーに尋ねました。

しかし、想いは届くことなく銃殺されてしまいました。

 

これがきっかけで、家畜動物という存在について考えることになり、この子たちの「いのち」をもっと知ってほしい。と思うようになりました。

今の日本では、都会と農家が離れすぎていて、自分たちが食べているお肉が「いのち」であったことをなかなか意識することがありません 。

だから少しでも考えるきっかけになればと思い、「家畜写真家」として活動をしています。

 

そして、クラウドファンディングを成功し、全国を一周する企画がスタート。

そんなとき、大人の食育体験を知りました。

この体験を知った時、「やらなければならない」という使命感がありました。

 

「家畜写真家」として動物たちの「いのち」を伝えていく上で、自分で体験することが必要だと思いました。

普段食べている鶏肉は、必ず誰かが屠殺しているからこそ食べられる。

それを、自ら頭だけではなく、体験して体で知りたかったのです。

 

しかし、前日の夜から私はすごくナイーブになり、本当にできるのか。

という不安にかられました。

今まで農家さんを伺った中で一番、ある意味行きたくて、ある意味行きたくありませんでした。

自分が本当にできるのか、想像してみましたが全く想像ができませんでした。

そんな気持ちをよそに夜は明け、当日を迎えます。

 

大野村農園さんに近づけば近づくほど、お腹が痛くなりました。

 

そんな前置きをして、次回は体験の様子を綴ります。

お見逃しなく。

 

【閲覧注意】

 

9月8日、人生で最大の試練を乗り越えました。

 

最初に断っておきます。

この記事には「鶏の屠殺」の内容が含まれております。苦手な方は、ご遠慮下さい。

 

大丈夫な方は本編に行く前に、大人の食育体験(鶏の屠殺)に行くと決めた。を読んでから下に進んでいただければと思います。

 

大野村農園さんに到着!

 

陽子さん(奥さん)がお出迎えしてくれました。

ちょっとナイーブになりながらも、まずは鶏さんの撮影をさせていただくことに。

 

大野村農園さんでは、岡崎おうはんという種類の鶏さんを飼育しています。

岡崎おうはんは、純国産種で、卵と肉の兼用

大野村農園さんには、700羽ほどいるそうです。

ここの子たちは、とっても人懐っこく私たちに寄ってきました。

 

この子達は6ヶ月令くらいの子たち。まだ卵を産み始めたばっかりです。

 

ひよこたちもいました!

真っ黒で可愛い〜!

 

そして、やぎさんがいたり

 

豚さんが2頭いたり

 

にゃんちゃんとわんちゃんがいたり。

たくさんの動物が迎えてくれました。

 

そして、お子さんのお二人も。

すっごく可愛くて、すっごくたくましいお二人。

この環境で育っているのが、本当に羨ましい。

みんなにあえて、私は嬉しいです(^ ^)

 

多分、大野村農園さんの紹介は別なところでも見れると思うので、私は「大人の食育体験」について、書こうと思います。

大人の食育体験、それは言い換えると鶏の屠殺体験

 

私は、身をもって体験してきました。

 

とても緊張しておりましたが、将兵さん(旦那さん)の顔を見るともう、引き返せないと思い、覚悟を決めました。

まず、卵を産まなくなってきた2歳〜3歳鶏さんを、自由に歩きまわっている鶏舎の中で捕まえるところから始まります。

 

私、日頃より鶏さんを撮影はしていますが、あまり捕まえた経験はなく。

 

将兵さん:じゃあ1羽捕まえてください。

 

私:・・・はい。

(まじか、私がやるのか。捕まえられるのか?!)

 

私:えいっ!

(逃げられる)

 

私:くそう、えいっ!

(再び逃げられる)

 

私:えいやぁっ!!

三度目の正直で鶏さんを確保。

 

網とかじゃなく、普通に手でガシッと捕まえます。

 

その後、暴れたり飛ばないように、鶏さんの羽をクロスしてヒモを結びます。

 

心臓がバクバク。

この子が今からお肉になるのか。

 

素直な気持ちを綴ると、

 

ごめんね。

 

そう思いました。

 

でも、私は日頃からお肉を食べている。

つまり、何処かの誰かが私の代わりに屠殺している。

目を背けてはいけない。と思いました。

 

大野村農園さんでは、昔ながらの「ナタ」で首を落とす方法で屠殺しています。

おじいちゃんがその方法だったので、そのままやっているそうです。

そして、そこらへんに落ちていそうな木の枝を指差して、

 

将兵さん:それです!

 

私:?!

 

こんなところでやるのか。

まずは見本を見せてもらいました。

 

(私と鶏を後ろから見守るニャンコ。)

 

見ているだけで泣きそう。

泣くのを堪えていると、ついに私の番が来ました。

 

補助してくれるのかと思うと、菊地さんは何も手を出しません。

なるほど、全て自分でやるんだ。

それでこそ、自分で屠殺したと言えるんだ。

 

木の枝に鶏の首をつけるようにして、寝かせます。

 

大人しくしててね、と声をかけます。

 

鶏さん、ごめんなさい。

あなたのいのち、いただきます。

 

もうこの頃には涙が止まりません。

鶏さんは、思ったよりとってもとっても静かです。

 

5分くらいナタを持ったままフリーズ。

 

体験者の中には、ここで断念してしまう人もいるそう。

将兵さんも側で見守ってくれます。

 

鶏さんは本当に大人しくて、その時を覚悟しているかのようでした。

その姿がまた、涙を誘います。

 

やると決めたからには、やる。

そして、ついに私も覚悟を決めました。

 

ごめんね。

 

手が震えながら、ナタを振り下ろしました。

 

その時の感触や、鶏さんの顔を忘れることができません。

 

鶏さん、あなたのいのちは無駄にはしません。

 

合掌。

 

 

 

その後、血抜きをする為に足を縛り、吊します。

 

 

血抜きが終わると、熱湯にまるごとつけて、羽を抜きやすくします。

 

その後、羽をひたすらむしります。

ここまでくると、鶏肉ですね。

 

さっき生きてたいのちが、数分後にはお肉。

 

本当にいまの日本は現場と離れすぎていて、自分でやったのにもかかわらず、不思議な感じがしてしまいます。

 

 

さて、大人の食育体験はこれで終わりではありません。

 

ここから陽子さんに教わりながら、鶏肉を捌きます。

 

初めて、鶏を捌きました。

 

これは、卵になる前の卵。

本来殻になるところがプニプニしていて、まだ柔らかいです。

 

調理はお任せしましたが、出来上がった鶏肉たちを「いただきます。」

 

食べた感想。

私は、最後まで見届けたあの子が私の中にいると思うと少しだけ救われました。

なんか、あの子が私の中で見守っているような感覚。

 

この1日で、私はまた強くなった気がします。

 

 

こんな体験はなかなかできる場所がありません。

なぜ大野村農園さんはこの体験を始めたのでしょう。

それはおじいちゃんから、「養鶏場をやるのに鶏もシメられないのか」と言われたのがきっかけだそうです。

 

 

最近は、大規模化が進み、防疫上このような体験をすることが難しくなっています。

自らが屠殺することを日本の法律上で可能なのは、鶏だけ

だから、養鶏場が率先してやらなければならないとお話ししておりました。

 

 

以前、ベジタリアンの方も大野村農園さんにきて体験をしていったことがあるとか。

その方も、きちんと知った上で今後どうするかを考えたいと言っていたそう。

 

この大人の食育体験、体験後にやっぱりしなければよかったと言った人は私含め、1人もいないそうです。

 

大野村農園さんはウーフーなども受け入れをしているようなので、滞在も可能。

お子様から大人、海外の方まで幅広く受け入れています。

 

何だろうな。

大野村農園さんの体験は、ニュージーランドでのファームステイと似ていて、人生観が変わるというか、価値観が変わるというか。

ただ屠殺して食べるだけではない、何かがそこにはあります。

 

私もまた長期で行ってみたいな。

 

突然の訪問にもかかわらず、快く受け入れてくださり感謝いたします。

みなさま、ありがとうございました!

 

 

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