オーストラリアを振り返るvol.2 森林火災へ飛び込む

オーストラリアWWOOF2箇所目は、首都の「キャンベラ」から1時間ほど車で走った町「ブレードウッド」。ヘレフォードとアンガスを大規模で飼っている牧場ということでお邪魔しに来たのですが、まさかこんな結果に終わってしまうなんて…

森林火災のど真ん中

2019年には世界中で報道もされていたオーストラリアの森林火災。毎年森林火災はあるものの、この年は異例の大規模火災。そんな中、私は森林火災が起っている土地に囲まれた「ブレードウッド」という町に到着してしまったのです…
実は、ブレードウッドに向かう前からホスト(牧場の人、80歳くらい)と連絡は取っていたのですが、その時は「そんなに煙もないし星も見えるから来て大丈夫だよ〜!」というお返事をいただいていたんです。なのに到着してみると真っ白。とても景色が良い牧場らしいのですが全く周りが見えず。マスクをしていても、長時間外にいると具合が悪い気がしました。旅行?で煙の中に自ら飛び込む奴がいるか…!と自分で突っ込みたくなったり、いくら撮影の仕事とは言え煙の中の牛を撮りに来たわけではないよな…と思ったり、日本に帰りたくなったり、とにかく数日間はブルーでした。(ホストには2週間ほど滞在すると事前に伝えている。)

決断の時

この森林火災がどれほど有害なのかは正直わからなかったけど、この環境下で2週間過ごすことが本当に必要なのか。そう自問自答して決めた決断は「煙がないメルボルンへ一刻も早く移動する!!!」でした。
実は、森林火災の煙は健常者にはそこまで害はないとされていたのですが、呼吸器に問題がある人は注意をした方が良いと1箇所目のWWOOFでお世話になったホストから言われていました。私は小児喘息を持っていたので、それを気にしていたこともあります。
私の移動計画はブレードウッド−キャンベラ−メルボルンというものだったのですが、そこでまさかのハプニング。ブレードウッドからキャンベラへ行くには、バスしか公共交通機関がありません。しかし、唯一の交通手段であるバスは森林火災の影響でストップしていたのです…!もうホストに送ってもらうしか手立てはないのですが、なんせ80歳のおばあちゃんなので長時間の運転ができない…。私は移動手段を失ったのであった…

 

オーストラリア森林火災の真っ只中にWWOOFでファームステイ

さらば、ブレードウッド

そんな時、ホストのお友達がおうちに遊びに来たのです。しかも、キャンベラから!このチャンスを逃すまいと、必死にキャンベラまで乗せて行ってアピール。無事、乗せてもらうことができました。
ここでの私の感情は、残念の一言。多分良い経験ができたはずであろう牧場だったんですけどね。当時は町の人も暗く、外に安易に出られない環境。庭には森林火災から飛んできた焦げた葉っぱが落ちていました。これは、焦げきってない葉っぱが飛んできたときにはこの牧場も火災にあうということです。見知らぬ土地に見知らぬ人と森林火災が起っているど真ん中にいると思うと「不安」しかなく、悲しい気持ちになりました。経験としては、貴重なものだったと思います。そんな中で私らしい写真は撮れませんでしたが、収めた写真はまた貴重なものになったと思います。また行く時は、夏は避けたいというのが本音です!ちなみに日本に帰国後、体調を崩して病院に行くと小児喘息が再発していたことが発覚しました。。終わりっ。

メルボルンの様子は動画で

WWOOF先からヒッチハイク、夜行バスでメルボルン到着!
年末年始のカウントダウン花火を見てきた! in メルボルン
最終日。メルボルンにも煙。

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