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大人の酪農体験5

市場の続き

前回は「廃牛」のお話をしましたが、十勝中央家畜市場では

もう1つ、子牛のセリも行われています。

この子たちは通称「スモール」。

 

まず牛さんには、乳用牛肉用牛がいます。

白黒の模様の「ホルスタイン種」や茶色の「ジャージー種」は乳牛。

真っ黒の牛の「黒毛和牛」や赤茶色の「あか牛」は肉牛。

 

ここにいるのはほとんどが白黒の「ホルスタイン」ということがわかると思います。

じゃあこの子たちは将来、乳を出してくれるのかあ〜

と思いますよね??

 

実は違います!!!!

ホルスタインなのに??

じゃあどうなるの??

 

結論から。この子たちはお肉になります。

 

実は、この子たちはオス

人間と同じで男の子はおっぱいは出ません!!

 

そのため、大きく育ててから、乳を搾られることなくお肉になります。

 

 

ホルスタインに紛れて、全身が黒い子もたまにいます。

この子は、ホルスタインと黒毛和牛のハーフ。「F1」と呼びます。

F1はオスメス関わらずお肉用として育てられます。

 

ちなみに私のあかっぷるという名前の由来である「りんごちゃん」もF1でした。

 

こんなに子牛がたくさんいるところは初めて見ました。。

 

「商品」

ということが伝わってきます。

 

衝撃的だったのはジャージー。

500円でも値段がつかず、取引が成立していませんでした。

ジャージーは体が小さいからお肉にするにはあまり適していないからということでしょうか。

やはり、経済動物ですね。

 

ちなみに、取引は全て現金。

生き物を扱っているため、いつ病気になるか、死んでしまうのかが予想できず、トラブルを避けるためだとか。

一体、何十万、いや多い人だと何百万ほど持ち歩いているのだろう。。

 

 

こうして見ていると、

生産者さんの気持ちってどうなんだろう。

ってふと思います。

私がこれまでお会いしてきた生産者さんは、みなさん愛情を込めて牛さんをお世話しています。

それがとっても伝わってくる。

だからこそ、想像しても想像しきれない。

 

 

私がアルバイトしていた時に、牛さんを見送った時は号泣でした。

ホルスタインのオスだったので、スモールに当たりますね。

すぐにお肉になるわけでもないけど、1週間しかお世話していないのにびっくりするくらい泣けました。

リッキー、ありがとう。

 

 

ちなみに、男の子のホルスタインでも“とっても優秀な子”は、お父さんになります。

選ばれしこの子たちを「種牛」といいます。

お父さんといっても自然交配ではなく、精液を採取し、メス牛に人工授精します。

 

 

牛世界の男の子は厳しいですね。

足寄町(あしょろ)に行った時に、私のマネージャーが

俺たちなんてすぐ肉だぞ。

と言われていたのを思い出します。笑

 

 

では次回「廃牛」が次に向かう「と畜場」のお話。

 

All photos by AKAPPLE

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